電解水素水整水器は、水道水に含まれる塩素や鉛などの不純物を浄水フィルターに通して除去し、その水をさらに電気分解し、アルカリ性で水素を豊富に含んだ水、「電解水素水」を生成する器械です。
整水器は1966年に旧厚生省から家庭用医療機器として承認されました。現在は医薬品医療機器等法(旧薬事法)において胃腸症状改善の効果が認められています。飲用水生成器では唯一効果が認められている機器です。
トリムイオンは、JIS T2004にて製品規格が定められ、厳密な規格に準拠し製造しています。「JIS T2004」の「T」は医療安全用具に付けられる部門記号であり、安定した品質を要求される基準です。
使用するマイクロカーボンカートリッジは、内部に無数の微細孔をもつ多孔性の炭素物質で構成されており、溶解物質の吸着が早く濁りなどの微粒子までしっかり取り除きます。このマイクロカーボンだけで、22物質の除去が可能です。(一部除く)
マイクロカーボンカートリッジ
22物質 | |||
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1 | 遊離残留塩素 | 13 | 1,2-DCE※4 |
2 | 濁り | 14 | ベンゼン |
3 | クロロホルム | 15 | ジェオスミン(カビ臭) |
4 | ブロモジクロロメタン | 16 | 陰イオン界面活性剤 |
5 | ジブロモクロロメタン | 17 | フェノール類 |
6 | ブロモホルム | ||
7 | テトラクロロエチレン | 18 | PFOS及びPFOA ※5,6 |
8 | トリクロロエチレン | 19 | 鉄(溶解性)※6 |
9 | 総トリハロメタン ※1 | 20 | 鉄(微粒子状)※6 |
10 | CAT(農薬) ※2 | 21 | 溶解性マンガン ※6 |
11 | 2-MIB(カビ臭) ※3 | 22 | アルミニウム(中性)※6 |
12 | 溶解性鉛 |
※1 クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4物質の総称です。
※2 2-クロロ-4,6-ビスエチルアミノ-1,3,5-トリアジンの別名で、農薬の一種です。
※3 2-メチルイソボルネオールの略称で、水道水のカビ臭原因物質の一つです。
※4 シス-1,2-ジクロロエチレンおよびトランス-1,2-ジクロロエチレンの略称です。
※5 有機フッ素化合物(PFAS)の一種です。
※6 浄水器協会(JWPA)で定められた規格基準(JWPAS B 基準)による物質です。
整水器で電気分解をした水はプラス極側に酸素を含んだ酸性の水、マイナス極側には水素を含んだアルカリ性の水ができます。 このマイナス極側の水が電解水素水です。
水素が豊富に含まれています。
※水素量は原水により異なります。
電解水素水はpH9.0~9.9のアルカリ性の水です。 中性はpH7、それより数値が低いものが酸性、高いものがアルカリ性です。水道水や浄水は中性から酸性に近く、一般にペットボトルで市販されているアルカリ水はpH8程度です。
※ph(ペーハー):水素イオン指数を表す単位。
ミネラル類(プラスイオン)が原水と比べ約5~20%多く含まれています。 水道水を電気分解にかけることで、プラスイオンであるミネラル類(カルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン等)が原水よりも約5~20%増加します。
日本トリムグループでは電解水素水の飲用から、さらに新たな可能性を開拓するため、医療・農業分野への応用を進めています。電解水素水の可能性は限りなく広がっています。
血液透析とは、腎臓が機能しなくなった患者さんの血液をいったん体の外にだして浄化し、きれいになった血液をまた体に戻す治療法です。 治療は通常1回あたり4~5時間、週3回行うため、患者さんにとって身体的、精神的にも負担の大きい治療法です。
血液透析は水を大量に使用する治療法で、日本トリムはこの「水」に着目しました。水素が含まれた透析液を使用することで、患者さんの酸化ストレスや炎症を抑え、血圧の安定化や副作用の軽減、薬の量を減らすことにより患者さんのQOLが改善されることが期待されます。すでに実際に病院で使用されており、現在も研究が進められています。
栽培に使用する水の質(機能)に着眼し、電解水素水を使って育てることにより、収穫増による生産効率の向上や抗酸化成分の多い、付加価値の高い「機能性野菜」を栽培しています。新聞などメディアでも注目されている分野です。
「還元野菜」は野菜本来のビタミン、ミネラル、抗酸化成分を豊富に含んだ野菜の新ブランドです。農業の高付加価値化への貢献を行うことにより、農業への貢献も視野に入れています。
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